初心者のためのSCP解説②〜オブジェクトクラス編〜

こんにちは、ブログ管理人のMetaです。
今回は前の記事で予告したとおり、「SCPのオブジェクトクラスについて」の解説をしていこうと思います。それではごゆっくりとお読みください。



【オブジェクトクラスとは?】
前の記事で「SCPとは、自然現象に反した言動を行う生物や物品などをまとめて呼称したもの」と説明したと思いますが、実はSCPには「オブジェクトクラス」と呼ばれる、『SCPの危険性などをクラス別に表したもの』がすべてのSCPに割り当てられております。

クラスは大きく分けて3種類あり、危険度が低い順に「Safe(セーフ)」「Euclid(ユークリッド)」「Ketel(ケテル)」となっております。
(他にもこれとは別に数種類のクラスが存在しますが今回は大まかにこの3つのみを解説します。)



【Safeクラスについて】

 Safeは「比較的簡単に無力化が可能であり、第三者からの接触・活性化がされない限りは特に影響がない」ものに対して割り当てられるクラスです。
 簡単に説明すると「こちらが何もしない限りは危害を与えてこないもの」ということです。

f:id:MetaMon:20190224194613j:plain

 現実的なもので例える場合、例えば「爆弾」はこちらが起動させずに、しっかりと厳重に管理していれば何も起こりませんよね。SCPではこういったものがSafeクラスに割り当てられております。



【Euclidクラスについて】

 Euclidは「危険度が高く、性質が完全に解明されていない上、また完全な無力化が実現されていない」ものに対して割り当てられるクラスです。
 簡単に説明すると「行動が予測不可能でめっちゃ危ないうえに、完全に動きを止めることができないもの」ということですね。

知名度が高いEuclidクラスとして挙げられるSCPとしては「SCP-173 彫刻」が有名ですね。

f:id:MetaMon:20190224195126j:plain

SCP-173の性質を簡単に説明すると、「誰か一人でもこのSCPを見ている人間がいる場合は何もしてこないが、一瞬でも目を離すととんでもない速さで移動し、近くにいる人間の首をへし折る」というものになっております。なんとも恐ろしいですね。

このようにEuclidクラスのSCPには危険なものがかなり多く、また「この程度でEuclidクラスなの?」と、一見危険性が薄そうなものでも、放置していればとんでもないことになるSCPも数多く存在しています。




【Ketelクラスについて】

 Ketelは「世界全土に敵対的な脅威をもたらすレベルで危険な存在であり、また収容も極めて困難or不可能な上、簡単に世界を完全に滅ぼすことができるレベルで危険な存在」に対して割り当てられるクラスです。
 簡単に説明すると「仮面ライダービルドにて登場したエボルトのように、本気さえ出せば地球そのものを簡単に滅ぼすことができる存在」ということです。

 知名度が高いKetelクラスのSCPとして挙げられるものは「SCP-682 不死身の爬虫類」(通称クソトカゲ)が有名ですね。

f:id:MetaMon:20190224200614j:plain

 SCP-682の性質について簡単に説明すると「あらゆる処置を施しても絶対に殺すことができず、仮に殺すことができたとしても一瞬で復活し、激怒すると恐るべきパワーとスピードでありとあらゆる物体をギッタギタのメッチャクチャに破壊し尽くす」というものです。
先程紹介したSCP-173とは比べ物にならないレベルで危険な存在ですね。

このようにKetelクラスのSCPは笑えないレベルでヤバいものが多く、かの有名な「SCP-114514」も世界全土に甚大なミーム汚染(=人々の常識や言動が全く別のものに置き換わること)をもたらすとしてかつてはKetelクラスに分類されていました。



長くなりましたが、今回の解説はここまでとなります。今回はわかりやすいように画像を多く取り入れてみたり、簡単な解説を挟んでみたりと色々工夫を施してみたのですがいかが…どうでしたか?

次回は「SCP財団の概要」についての説明をしていこうと考えております。それではまた次回!!